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レベル別ドリル

CEFR A2(初級)英語例文と練習問題まとめ

CEFR A2レベルとはどんな段階か

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages、外国語学習のための欧州共通参照枠)は、言語の熟達度をA1からC2までの6段階で示す国際的な指標です。A2はそのうち下から2番目にあたり、「基礎段階の上位」と位置づけられています。

欧州評議会が示す一般的な記述によると、A2レベルの学習者は次のようなことができるとされています。

  • 買い物、近所の様子、仕事など、直接関係のある分野でよく使われる文や表現を理解できる
  • 単純で日常的な作業について、身近で簡単な情報のやり取りができる
  • 自分の背景や身の回りの状況、直接必要なことについて簡単な言葉で説明できる

これはあくまで一般的な到達目標の記述であり、特定の資格試験のスコアと厳密に対応するものではありません。目安として学習の方向性を確認する際に参考にしてください。

A2で扱う文法項目

A1で学んだ現在形やbe動詞の使い方を土台にしながら、A2では時間の幅を広げる文法が加わります。主なポイントは次の通りです。

  • 過去形(規則動詞・不規則動詞)
  • 未来の表現(be going to、will)
  • 現在進行形の応用(近い未来の予定を表す用法)
  • 比較級・最上級
  • 助動詞can、must、should
  • 頻度を表す副詞(always、usually、sometimesなど)
  • 前置詞(時間・場所)の基本的な使い分け
  • 疑問詞を使った疑問文(What、When、Where、Whyなど)の応用

これらはA1で覚えた単文の型を組み合わせ、少し長い文章や複数の文をつなげて話す力につながります。

A2で扱う語彙の範囲

語彙面では、A1の「自己紹介・家族・数字・曜日」といった基本語に加えて、次のようなテーマの単語が増えていきます。

  • 日常生活(料理、掃除、買い物、交通手段)
  • 仕事や学校に関する簡単な語彙
  • 感情や体調を表す言葉(happy、tired、sickなど)
  • 旅行に関する語彙(airport、ticket、hotelなど)
  • 天気や季節に関する表現

単語数の目安としては、A1が500語前後、A2はそこから1000語前後まで広がるとされることが多いですが、これは教材や試験団体によって数え方が異なるため、あくまで目安として捉えてください。

A2レベルの例文15選

過去形、未来表現、比較級、助動詞などをバランスよく含めた例文です。声に出して読みながら意味を確認してください。

  1. I went to the supermarket yesterday.
    (私は昨日スーパーに行きました。)

  2. She didn’t like the movie.
    (彼女はその映画が好きではありませんでした。)

  3. Did you finish your homework last night?
    (昨夜、宿題は終わりましたか。)

  4. I’m going to visit my grandmother this weekend.
    (今週末、祖母を訪ねる予定です。)

  5. It will probably rain tomorrow.
    (明日はおそらく雨が降るでしょう。)

  6. We are meeting our friends at the station at six.
    (私たちは6時に駅で友人と会う予定です。)

  7. This bag is bigger than that one.
    (このかばんはあのかばんより大きいです。)

  8. This is the most delicious cake I’ve ever eaten.
    (これは今まで食べた中で一番おいしいケーキです。)

  9. You must wear a seatbelt in the car.
    (車の中ではシートベルトを着用しなければなりません。)

  10. You should see a doctor if you feel sick.
    (体調が悪いなら医者に診てもらった方がいいです。)

  11. Can you help me with this box?
    (この箱を運ぶのを手伝ってもらえますか。)

  12. I usually wake up at seven, but sometimes I sleep late.
    (私はたいてい7時に起きますが、時々寝坊します。)

  13. There is a bank next to the post office.
    (郵便局の隣に銀行があります。)

  14. How long does it take to get to the airport?
    (空港まではどのくらい時間がかかりますか。)

  15. Why were you late for the meeting?
    (なぜ会議に遅れたのですか。)

これらの例文は、過去の出来事を話す、予定を伝える、比較する、義務や助言を述べる、理由を尋ねるといったA2で求められる場面をカバーしています。

練習問題10問

以下の問題に取り組んでみてください。解答と解説は後にまとめています。

問題1
( ) の動詞を過去形にして文を完成させてください。
Last summer, we (go) to the beach every weekend.

問題2
次の文を「be going to」を使った未来形に書き換えてください。
I study English tonight.

問題3
比較級を使って文を完成させてください。
My brother is (tall) than me.

問題4
正しい助動詞を選んでください。
You (must / should) not smoke here. It’s not allowed.

問題5
日本語に合うように英文を並べ替えてください。
「あなたは毎日朝食を食べますか。」
(breakfast / do / every day / eat / you)?

問題6
次の文の誤りを直してください。
She don’t like coffee.

問題7
適切な前置詞を選んでください。
The meeting starts (at / on / in) 9 o’clock.

問題8
次の疑問文に対する自然な答えを英語で書いてください。
Q: What time did you get up this morning?

問題9
次の文を否定文にしてください。
He finished his homework.

問題10
最上級を使って文を完成させてください。
This is (interesting) book in the library.

解答と解説

問題1の解答
went
(wentはgoの過去形です。every weekendという頻度を示す語句がありますが、last summerという過去の期間を示す語があるため過去形を使います。)

問題2の解答
I am going to study English tonight.
(すでに決めている予定や意図を表すときは、be going toを使います。)

問題3の解答
taller
(1音節の短い形容詞は、語尾にerをつけて比較級を作ります。tall → taller。)

問題4の解答
must
(「禁止されている」という強い意味を出すときはmust notを使います。should notは「しない方がいい」という助言のニュアンスで、ここでは文脈的にmustの方が自然です。)

問題5の解答
Do you eat breakfast every day?
(一般動詞の疑問文はDoで始め、主語+動詞の原形を続けます。)

問題6の解答
She doesn’t like coffee.
(主語がsheのように三人称単数の場合、否定文はdoesn’tを使い、動詞は原形に戻します。)

問題7の解答
at
(時刻を表すときはatを使います。曜日や日付にはon、月や年にはinを使うという使い分けを確認しておきましょう。)

問題8の解答例
I got up at seven this morning.
(過去の一時点の行動を尋ねられているので、過去形で答えます。時刻の答え方も一緒に確認しておくと役立ちます。)

問題9の解答
He didn’t finish his homework.
(一般動詞の過去形の否定文は、did not(didn’t)+動詞の原形という形になります。finishedのようにedを残したままにしないよう注意してください。)

問題10の解答
the most interesting
(3音節以上の長い形容詞は、the mostをつけて最上級を作ります。interestingのような単語はmost interestingという形を覚えておくと便利です。)

学習を進める上でのポイント

A2レベルでは、単発の文を作るだけでなく、過去・現在・未来という時間の流れを意識しながら文をつなげていく練習が重要になります。例えば「昨日何をしたか」「今何をしているか」「これから何をする予定か」を一続きの話として説明できるようになると、次のB1レベルへの土台がしっかりします。

例文は音読しながら暗唱し、練習問題は間違えた箇所を中心に何度か解き直すと定着しやすくなります。学習を進める中で自分の理解度を客観的に確認したい場合は、市販の教材や各種の英語検定試験の公式情報を確認し、A2相当とされる出題内容と照らし合わせてみるのも一つの方法です。試験ごとの級とCEFRレベルの対応については、各試験団体の公式サイトで最新情報を確認してください。