オンライン会議冒頭のリスニング練習スクリプト3本
オンライン会議が始まる前の数分間は、決まった言い回しが多く使われる場面です。接続確認、遅刻者を待つ間の雑談、自己紹介とアジェンダ確認という3つの典型的なシーンをスクリプト化しました。それぞれ1分程度で読み上げられる長さにしてあります。音声連結(リエゾン)の解説と、内容理解の設問も付けていますので、シャドーイングと聞き取り練習の両方に使ってください。
スクリプト1:接続確認と待ち時間の雑談
A: Hi, can you hear me okay?
B: Yes, I can hear you fine. Can you see my screen?
A: Yeah, I can see it clearly now.
B: Great. Sorry I’m a few minutes late, my internet connection was a bit unstable.
A: No worries at all. We’re still waiting for a couple of people to join anyway.
B: Oh, I see. Should we give them a few more minutes?
A: Sure, let’s wait until ten past the hour, and then we’ll go ahead and start.
B: Sounds good to me. In the meantime, how’s everything going on your end?
A: Pretty busy, but good. We just wrapped up a big project last week.
B: Nice, congratulations! I’d love to hear more about it later.
日本語訳
A:こんにちは、聞こえていますか。
B:はい、よく聞こえています。画面は見えていますか。
A:ええ、今ははっきり見えています。
B:よかった。少し遅れてすみません、ネット接続が少し不安定で。
A:まったく問題ありません。実はまだ他に数人待っているところなんです。
B:そうなんですね。もう少し待ちましょうか。
A:ええ、何分過ぎまで待って、それから始めましょう。
B:いいですね。それまでの間、そちらの調子はどうですか。
A:忙しいですが順調です。先週大きなプロジェクトを終えたところで。
B:それはおめでとうございます。後でぜひ詳しく聞かせてください。
リエゾン解説
- can you hear は「キャニュー・ヒア」のように t の音がほぼ消えて you とつながります。
- wrapped up は「ラップトゥアップ」ではなく、t が軽く弾かれて「ラプタップ」に近い音になります。
- a couple of people は of が弱く発音され「ア・カプラ・ピーポー」のように聞こえます。
- give them は th が脱落気味になり「ギヴェム」に近い音です。
内容理解の設問
- なぜBは会議に遅れたのですか。
- 二人は何分まで他の参加者を待つことにしましたか。
- Aは先週何をしたと言っていますか。
解答
- インターネット接続が不安定だったため。
- その時刻から10分過ぎまで待つことにした。
- 大きなプロジェクトを終えた(wrapped up a big project)。
スクリプト2:遅刻者を待つ間の天気と週末の話
A: Good morning everyone, thanks for joining. Let’s give it another minute or two before we kick things off.
B: Sure, no problem. By the way, how was your weekend?
A: It was pretty relaxing, actually. I just stayed home and caught up on some reading.
B: That sounds nice. I went hiking with my family, but the weather turned out to be kind of rainy.
A: Oh no, that’s too bad. Did you still manage to enjoy it?
B: Yeah, somehow we did. We just brought extra jackets and made the best of it.
A: That’s the spirit. Okay, I think most people have joined now, so let’s go ahead and get started.
B: Sounds good. Should I share my screen first?
A: Yes, please go ahead whenever you’re ready.
日本語訳
A:おはようございます、ご参加ありがとうございます。あと1、2分待ってから始めましょう。
B:わかりました。ところで、週末はどうでしたか。
A:かなりゆっくりできましたよ。家にいて読書をして過ごしました。
B:いいですね。私は家族とハイキングに行ったのですが、天気が少し雨模様で。
A:それは残念でしたね。それでも楽しめましたか。
B:ええ、なんとか。上着を余分に持って行って、工夫して楽しみました。
A:その心意気はいいですね。ではだいたい皆さん揃ったようなので、始めましょう。
B:いいですね。先に私が画面共有しましょうか。
A:はい、準備ができ次第お願いします。
リエゾン解説
- give it another は「ギヴィット・アナザー」と、it の t が軽く弾かれて give と一体化します。
- kind of rainy は of がほぼ消えて「カインダ・レイニー」のように聞こえます。
- made the best of it は「メイダ・ベスタヴィット」と単語の境目がつながって流れるように発音されます。
- most people have は have が弱く「モウストピーポーヴ」のように短く発音されます。
内容理解の設問
- Aは週末に何をしましたか。
- Bは週末にどこへ行き、天気はどうでしたか。
- 二人は何をしてから会議を始めることにしましたか。
解答
- 家で読書をして過ごした。
- 家族とハイキングに行ったが、雨模様の天気だった。
- もう1、2分待ってから始めることにした。
スクリプト3:初参加者の自己紹介とアジェンダ確認
A: Alright, I think everyone’s here now, so let’s go ahead and get started.
B: Before we begin, would it be okay if I quickly introduce myself? This is actually my first time joining this call.
A: Of course, go right ahead.
B: Thanks. My name is B, I’m from the marketing team, and I’ll be working closely with you on this project from now on.
A: Great to have you on board. We’re really looking forward to working with you.
B: Thank you, I’m looking forward to it too.
A: Alright, let’s take a quick look at today’s agenda. We’ll start with a project update, followed by a discussion on next steps.
B: Sounds good. Should we expect about an hour for this meeting?
A: Yes, that’s right, about an hour should be enough.
日本語訳
A:それでは皆さん揃ったようなので、始めましょう。
B:始める前に、少し自己紹介させていただいてもよろしいでしょうか。実は今回が初参加でして。
A:もちろんです、どうぞ。
B:ありがとうございます。私はBと申します。マーケティングチームに所属していて、今後このプロジェクトでご一緒させていただきます。
A:参加いただけて嬉しいです。一緒に仕事できるのを楽しみにしています。
B:ありがとうございます、私も楽しみにしています。
A:では今日のアジェンダを簡単に確認しましょう。まずプロジェクトの進捗報告から始めて、その後に次のステップについて話し合います。
B:いいですね。この会議はだいたい1時間くらいを想定すればよいでしょうか。
A:はい、その通りです。1時間あれば十分だと思います。
リエゾン解説
- go ahead は「ゴウ・アヘッド」ではなく「ゴウアヘド」とほぼ一語のようにつながります。
- great to have you は t が弱まり「グレイトゥハヴユー」のように流れます。
- looking forward to は to が非常に弱くなり「ルッキンフォワードゥ」とほぼ一息で発音されます。
- about an hour は an の n がhourの黙字hと連結し「アバウタナウア」のように聞こえます。
内容理解の設問
- Bが自己紹介をした理由は何ですか。
- Bはどのチームに所属していますか。
- 会議のアジェンダは何から始まりますか。
解答
- この会議への参加が初めてだったため。
- マーケティングチーム。
- プロジェクトの進捗報告(project update)から始まる。
練習の進め方
まずはスクリプトを見ずに音声だけで聞き、内容理解の設問に答えてみてください。次にスクリプトを見ながら意味を確認し、リエゾン解説で挙げた箇所を意識しながら音読します。最後にスクリプトを見ずに声に重ねて発音するシャドーイングを行うと、実際の会議で聞き取りにくい連結音にも耳が慣れていきます。繰り返し練習することで、オンライン会議特有のテンポや言い回しに自然と対応できるようになります。