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場面別フレーズ

断りたいときの丁寧な言い方|英会話フレーズ集

英語で誘いや依頼を断るとき、直訳の “No” だけでは冷たく聞こえてしまうことがあります。日本語に「せっかくですが」「あいにくですが」というクッション言葉があるように、英語にも相手への配慮を示す決まった言い回しがあります。ここでは場面別に、フォーマルな場とカジュアルな場で使い分けられる断り方のフレーズをまとめました。

誘いを断るときの基本フレーズ

友人や同僚からの食事や遊びの誘いを断る場面でよく使う表現です。

1. I’d love to, but I can’t make it.
行きたいのですが、都合がつきません。
発音のポイントは “I’d love to” を一息で言うこと。ここで区切ると気持ちがこもって聞こえます。誘いに対して前向きな気持ちを先に伝えてから断るため、カジュアルにもビジネスの軽い誘いにも使える万能フレーズです。
相手の返答例: “No worries, maybe next time.”(大丈夫、また今度ね)

2. Thanks for asking, but I’ll have to pass this time.
誘ってくれてありがとう、でも今回は遠慮しておきます。
“pass” は「見送る」という意味のカジュアルな表現で、友人同士の会話に向いています。ビジネスの場では少しくだけすぎる印象になるため避けた方が無難です。

3. I appreciate the invitation, but I won’t be able to attend.
お誘いありがたいのですが、出席できません。
フォーマルな場、例えば会社の懇親会や取引先からのパーティー招待を断るときに使います。“appreciate” は感謝を表す丁寧な動詞で、ビジネスメールでも頻出します。

4. Maybe some other time.
また別の機会に。
単体で使うと素っ気なく聞こえることがあるため、理由を添えて使うのが基本です。例えば “I’m swamped this week, but maybe some other time.” のように理由とセットにします。

5. I’m afraid I already have plans.
あいにく予定が入っています。
“I’m afraid” は悪い知らせを伝える前に置く定番のクッション表現です。発音は “afraid” にアクセントを置き、申し訳なさを声のトーンで添えると自然に聞こえます。

依頼を断るときのフレーズ

頼まれごとを断る場面です。理由をはっきり言わずに濁す表現と、理由を添える表現の両方を知っておくと使い分けがしやすくなります。

6. I wish I could help, but I’m not able to right now.
力になれたらいいのですが、今は無理です。
“I wish I could” は実現できない願望を表す仮定法の形で、断りの定番表現です。相手への思いやりが伝わりやすく、フォーマル・カジュアルどちらでも使えます。

7. That’s not something I can do at the moment.
それは今の私にはできません。
やや直接的ですが、繰り返し頼まれている場合などにきっぱり線を引きたいときに有効です。語尾を下げて落ち着いて言うと、感情的にならずに断れます。

8. I’m not in a position to do that.
私の立場ではそれはできません。
ビジネスの場で、権限や役割の都合で引き受けられないことを伝える表現です。“position” は「職務上の立場」を指すため、個人的な好き嫌いではなく構造的な理由であることが伝わります。

9. Unfortunately, that won’t be possible.
残念ながら、それは難しいです。
メールや会議での正式な断りによく使われます。“Unfortunately” は文頭に置くことで、これから悪い知らせが続くことを相手に予告する役割があります。

10. I’d rather not, if that’s okay.
できればやりたくないのですが、よろしいでしょうか。
個人的な希望として断る表現で、友人同士の会話に向いています。目上の相手に使うとやや子どもっぽく聞こえることがあるため注意が必要です。

ビジネスメールや会議で使う丁寧な断り方

仕事上の依頼や商談を断る際は、関係性を壊さないよう言葉選びが重要になります。

11. Thank you for thinking of us, but we’ll have to decline this time.
お声がけいただきありがとうございます、ただ今回は辞退させていただきます。
取引先からの提案や依頼をメールで断るときの定番フレーズです。“decline” は “refuse” より柔らかく、ビジネス文書で好まれます。

12. After careful consideration, we’ve decided not to move forward with this proposal.
慎重に検討した結果、この提案を進めないことにいたしました。
フォーマルなビジネスメールで、企画や提案を断る際に使います。“move forward with” は「ある案件を進める」という意味の定番表現です。

13. We appreciate your offer, but it doesn’t align with our current priorities.
ご提案には感謝しておりますが、現在の優先事項とは合致しません。
やや硬めの表現で、取引先への正式な断りメールに適しています。“align with” は「一致する」という意味で、ビジネス英語でよく使われます。

14. I’m sorry, but I won’t be able to take on any new projects right now.
申し訳ありませんが、今は新しい案件をお引き受けできません。
同僚や上司からの追加業務の依頼を断るときに使います。“take on” は「仕事などを引き受ける」という意味の句動詞です。

15. Let me check my schedule, but it might be difficult.
予定を確認しますが、難しいかもしれません。
即答を避けて検討する時間を作りつつ、暗に断る方向であることを示す表現です。はっきり断る前のワンクッションとして使えます。

カジュアルな場面での断り方

友人同士や気軽な関係での断り方です。くだけた表現ですが、失礼にならない範囲の言い回しを選んでいます。

16. Nah, I’m good.
いや、いいや。
非常にカジュアルな断り方で、親しい友人同士でのみ使います。目上の人やあまり親しくない相手には不向きです。

17. Not really my thing, sorry.
あまり好みじゃないかな、ごめん。
誘われた活動や食べ物などが自分の趣味に合わないときに使うフレーズです。“my thing” は「自分の好きなこと」という口語表現です。

18. I’ll pass this time, but thanks.
今回はパスするね、でもありがとう。
軽い調子で断りつつ感謝も伝える、バランスの良いカジュアル表現です。

19. Can I take a rain check?
また今度でもいいですか。
もともとは野球の雨天順延券に由来する表現で、今回は無理でも次の機会に誘ってほしいという前向きな断り方です。親しい相手との約束や食事の誘いでよく使われます。
相手の返答例: “Sure, no problem. Let’s plan for next week.”(もちろん、来週にしよう)

20. I’m not up for it today.
今日はその気分じゃないんだ。
“up for ~” は「〜に乗り気である」という意味の口語表現で、気分や体調を理由に断る際に使います。

断った後に関係を保つフォローフレーズ

断るだけで終わらせず、次につながる一言を添えると印象が良くなります。

  • I hope we can do this another time.(また今度できたらいいですね)
  • Let’s keep in touch.(連絡を取り合いましょう)
  • Please don’t hesitate to ask again.(また遠慮なく声をかけてください)

これらはビジネス・プライベートどちらでも使える締めの表現です。断りの言葉の直後に加えることで、関係を壊さずに会話を終えられます。

断るときに避けたい表現と注意点

“No.” だけで終える返答は、英語でもぶっきらぼうに聞こえます。理由をすべて具体的に説明する必要はありませんが、“I’m busy.”(忙しいので)のような一言と、感謝やクッション言葉を添えるのが基本です。

また、嘘の理由を詳しく作り込むと、後で矛盾が生じて関係がぎくしゃくする原因になります。詳細を話したくない場合は “I have some personal matters to take care of.”(個人的な事情がありまして)のように、具体性を避けた表現を使うと安全です。

フォーマルな場では “I can’t.” よりも “I’m not able to.” や “I won’t be able to.” の方が丁寧に響きます。立場や相手との関係性に応じて、紹介したフレーズを使い分けてみてください。公式な契約や重要なビジネス交渉の場面では、業界や会社ごとに適切な言い回しが異なる場合があるため、必要に応じて取引先の慣例も確認することをおすすめします。