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場面別フレーズ

オンライン会議のトラブル対応で使う英会話フレーズ集

オンライン会議中に音声が途切れたり、画面共有がうまくいかなかったりするトラブルは、英語での会議でも日本語の会議でも頻繁に起こります。問題は、こうしたトラブルを英語でどう伝えればよいか分からず、黙ってしまったり、オロオロしてしまったりすることです。この記事では、音声トラブル、映像トラブル、再接続のお願い、チャットでの一言まで、実際の会議でそのまま使えるフレーズを20前後まとめました。フォーマルな場面とカジュアルな社内ミーティングでの使い分けも整理しています。

音声トラブルを伝えるフレーズ

音声関連のトラブルは最も頻度が高いものです。自分の声が相手に届いていない場合と、相手の声が聞こえない場合で言い回しが変わる点に注意してください。

1. Sorry, you’re breaking up a little.
(すみません、声が少し途切れています)
発音のポイントは breaking up を一語のようにつなげて発音することです。break up には「別れる」という意味もありますが、通信の文脈では「音声が途切れる」という意味になります。カジュアルな同僚間からやや丁寧な取引先まで幅広く使える表現です。
相手の返答例: Oh sorry, let me check my connection.(すみません、接続を確認します)

2. I can’t hear you very well. Could you speak up a bit?
(あまりよく聞こえません。もう少し大きな声で話していただけますか)
Could you で始める依頼文はフォーマルな場面でも違和感なく使えます。カジュアルな場では Can you speak up a bit? と短くしても問題ありません。

3. I’m sorry, I think your mic is muted.
(すみません、マイクがミュートになっているようです)
mic は microphone の略で、会話では mic を使うのが自然です。muted の発音は「ミューティッド」ではなく「ミュートゥド」に近い音になります。

4. There seems to be an echo. Could someone mute their mic?
(エコーが聞こえます。どなたかマイクをミュートしていただけますか)
複数人が参加する会議で、誰が原因か分からない場合に使う言い方です。someone を使うことで特定の人を名指ししない柔らかい表現になります。

5. Sorry, I lost audio for a second. Could you repeat that?
(すみません、一瞬音声が途切れました。もう一度言っていただけますか)
lost audio は「音声が切れた」という状態を表す定番表現です。フォーマルな会議でもそのまま使えます。

6. I think there’s a delay on my end. Please bear with me.
(こちらで遅延が発生しているようです。少々お待ちください)
bear with me は「少し我慢して待ってほしい」という丁寧な依頼表現で、ビジネスシーンで重宝します。発音は bear を「ベア」ではなく「ベアー」と少し伸ばすイメージです。

画面共有・映像トラブルのフレーズ

画面がフリーズしたり、共有した資料が見えていなかったりするトラブルへの対応フレーズです。

7. I can’t see your screen. Could you share it again?
(画面が見えません。もう一度共有していただけますか)
share の発音は「シェア」に近く、最後のrを巻き舌気味に発音すると伝わりやすくなります。

8. It looks like the screen is frozen on my side.
(こちらの画面が固まっているようです)
frozen は「フリーズしている」という状態をそのまま表す単語で、IT用語としても日常会話でもよく使われます。

9. The slide isn’t updating. Are you still on the same page?
(スライドが切り替わっていません。まだ同じページを表示していますか)
相手の操作ミスではなく自分側の表示の問題である可能性も含めて確認する、角の立たない聞き方です。

10. Could you make the font a bit bigger? It’s hard to read.
(フォントをもう少し大きくしていただけますか。読みにくいです)
資料の文字が小さくて読めないときの定番フレーズです。カジュアルな場では Can you zoom in a bit? も使われます。

11. Your video seems to be lagging. Maybe try turning it off.
(映像が遅れているようです。一度オフにしてみてはいかがでしょうか)
lagging はゲームやオンライン通話でよく使われる「遅延する」という意味の単語です。カジュアルな響きがあるため、社内の気心知れたメンバー向けの表現です。取引先には次のようなもう少し柔らかい言い方が適しています。

12. It might help if you turned off your video for a moment.
(一時的に映像をオフにしていただくと改善するかもしれません)
it might help if という前置きがクッションになり、丁寧な印象を与えます。

相手の返答例(7〜12共通): Sure, let me try that.(分かりました、試してみます) / Is this better now?(これで良くなりましたか)

再接続・仕切り直しをお願いするフレーズ

回線が完全に落ちてしまった場合や、会議自体をやり直す必要がある場合のフレーズです。

13. I think I need to reconnect. Give me a minute.
(再接続が必要なようです。少しお待ちください)
give me a minute はカジュアルな響きがありますが、ビジネスでも日常的に使われます。よりフォーマルにするなら Please give me a moment to reconnect. とします。

14. Sorry about that, I got disconnected.
(すみません、接続が切れてしまいました)
get disconnected は受け身の形で「(自分の意思とは関係なく)切断された」というニュアンスを出せます。

15. Could we take a short break while I fix this?
(この問題を直す間、少し休憩を取ってもよろしいでしょうか)
会議全体を止める必要がある場合の提案フレーズです。目上の相手にも使える丁寧な言い回しです。

16. Shall we try switching to the phone line instead?
(代わりに電話回線に切り替えましょうか)
shall we は提案を表すフォーマルな表現で、特に英国系のビジネス英語でよく使われます。アメリカ英語ではWhy don’t we switch to the phone line instead? の方が自然に聞こえることもあります。

17. Let’s reschedule the rest of the discussion if the connection doesn’t improve.
(接続が改善しなければ、残りの議論は日程を改めましょう)
reschedule は「予定を組み直す」という意味で、会議の継続が難しいと判断したときに使います。

相手の返答例(13〜17共通): No problem, take your time.(大丈夫です、ゆっくりどうぞ) / Sounds good, let’s do that.(それでいいと思います)

チャットで伝える短縮フレーズ

音声が完全に使えない状況では、チャット欄で簡潔に状況を伝える必要があります。口頭より短く、かつ分かりやすい表現が好まれます。

18. Can’t hear you, mic issue?
(声が聞こえません、マイクの問題ですか)
チャットでは主語を省略した短い文が自然です。口頭でこのまま話すとややぶっきらぼうに聞こえるため、チャット専用の表現と考えてください。

19. Reconnecting now, back in 1 min.
(今から再接続します、1分ほどで戻ります)
チャットでは I am や will を省略し、現在分詞だけで状況を伝えるのが一般的です。

20. Screen frozen on my end, can you resend the link?
(こちらの画面が固まっています、リンクを再送してもらえますか)
resend は「再送する」という意味で、会議のURLやファイルを送り直してもらう場面で頻出します。

チャットでの返答例: Got it, resending now.(了解です、今再送します) / Take your time, we’ll wait.(ゆっくりどうぞ、待っています)

フォーマル度の整理と使い分けの注意点

同じトラブルでも、取引先とのオンライン商談と社内の気軽なミーティングでは選ぶ表現が変わります。次の観点を意識すると自然に使い分けられます。

まず、Could you や Would you mind を使った依頼文はフォーマルな場面に適しています。一方で Can you や命令形に近い短い依頼は、社内の同僚同士や気心知れたチーム内でのやり取りに向いています。たとえば同じ「もう一度言ってください」でも、取引先には Could you say that again, please? と丁寧に伝え、同僚には Can you say that again? や Say that again? で十分です。

次に、謝罪の有無も重要な違いです。フォーマルな場では自分側のトラブルであってもなくても Sorry about that や I apologize for the interruption といった一言を添えると印象が良くなります。カジュアルな場では Oops, sorry! のような短い謝罪で十分です。

最後に、チャットでの文章は口頭よりもさらに簡潔にする傾向があります。口頭で Could you possibly share your screen again? と丁寧に言う場面でも、チャットでは Screen share again please? 程度まで短縮されることが一般的です。これは失礼にあたるわけではなく、チャット特有の文化として理解しておくとよいでしょう。

トラブル対応の英語フレーズは、構文自体はそれほど複雑ではありません。むしろ大切なのは、落ち着いてトラブルの状況を簡潔に伝え、相手に次の行動を促す一言を添えることです。この記事で紹介したフレーズを状況ごとに声に出して練習しておくと、実際の会議で焦らずに対応しやすくなります。